P-ralay英語版をやる前に悩んだこと

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パワーポイントなどで使うテンプレート配布サイトP-ralayですが、
つい先日英語版もオープンしました。
とは言っても、プレゼン情報や使い方ページなどは省き、テンプレート配布のみを行っています。

英語版を作る構想は当初からありました。ですが、ずーっと迷いがありました。
コミュニケーションデザインは、言語に強く依存しますので、その言語の形状に応じてレイアウトの仕方も異なります。
簡単に言うと、カッコイイ洋雑誌の真似をして日本語で作ってみても、なんだかイマイチ…となるんですね。

以前に、日本語で作ることを想定したデザインのテンプレートって全然ない…と感じました。
それで、P-ralayは日本語を想定したデザインのテンプレートをやろう!と決めたものですから、それを単純に英語に置き換えて配布するのはどうかな、と。

P-ralayはもう長い間やってますので、利用者さまから様々な連絡をいただくことがあります(ありがたいことです)。
中には、「こんな風に使いました」と、画像やソーシャルで実際の資料を見せてくださる方もいらっしゃるのですが、配布時の面影がないほど、いろんなことをされている方もいらっしゃいます。
当初は、「そういう意図じゃないんだよな〜」とか、「そう使うならこのテンプレートじゃないんだよ」と、頭の中でグチグチ言っていた訳なのですが、考えてみれば至極当然の事ですよね。テンプレートはデザインではなく、利用者がデザインするための素材なのですから。
そう考えると、英語版テンプレートを配布しても自由に使われるでしょうから、専用のデザインにしなくてもいいか、と思い直しました。
配布しているテンプレートは、日本語版の文字だけを英語と英文フォントに置き換えただけのものです。

また面白い使い方をしたものが送られてくるといいな、と楽しみにしています。

今後ともP-ralayをよろしくお願いします。

パワーポイントなど、プレゼン用テンプレートのP-ralayはこちら。
P-ralay english version はこちら。