煩わしい支え

ソーシャルメディアを使っていますと、
忙しい時に限ってコメントがついたり、
メッセージが届いたりします。

そうすると、iPhoneに未読の数字が、
早く読めよ!といわんばかりの強い赤色で表示されます。
これ、iPhoneで調べ物をしている時などは、気が散って仕方がない。

コメントを頂けるのは、大変うれしいことですが、
頭を酷使する仕事をしている時には、
一次的にうれしさを忘れて、とても煩わしく思えたりします。
それが、まぁ、何とも悩ましい内容だったりすると、、特に。

先週、A型インフルエンザに感染しまして、高熱で寝込みました。

思えば、一人暮らしをはじめたころ、
病気の時ほど辛かったことは無かった。
自由を手に入れたと思ったら、強烈な孤独に襲われたのを覚えています。

あまり悩むタイプの人間ではないのですが、
寝込んでいると、心が落ちますよね。
やることがなく、頭も正常に働いてませんから。
自分がどこにも存在しない時間が流れていることへの恐怖でしょうか。

それでも、所属している場所があっただけマシでした。
大学、夜間専門学校、アルバイト先、と。

4年と8ヶ月前に独立してからは、どこにも所属していません。
精神状態の良好な時は、これが爽快だったりもするのですが、
独立後、初めて寝込んだ今回のインフルエンザの間は、孤独に襲われていました。

朝起きたら、まっすぐ立っていられませんでした。
疲れかな?とも思いましたが、
ちょうど時間があったこともあって、なんとなく病院へ。
それでインフルエンザと分かりましたが、
仕事が忙しい期間なら、医者の存在などこれっぽっちも頭にうかばず、
栄養ドリンクを飲んで気合いを入れよう!と考えていたでしょう。

今は、
体調悪そうだから早く帰れよ!と言ってくれる上司も
顔色悪いですよ。と言ってくれるデスクも
ちゃんと栄養があるもの食べなよ。と言ってくれる経理のおばちゃんも
自分にはいないんだな、と気づかされました。

進行中のスケジュールを調整した後、
ちょうど連絡をしようとしている客がいるといけないと思い、
ソーシャルメディアへ書き込みをしました。

想像通り、
お大事に、などと書き込んでくれる方がいらっしゃった訳ですが、
これが、嬉しいんです。ホントに。
こんな役立ずの私などに、声をかけてくれるのか!とw。
そのため、一番体調が悪かった期間は、iPhoneの未読はすぐチェックしていましたw。

熱のさがった今となっては、
どうでもいいことのように思えるのですが、
病気は心も蝕むのですね。
すいぶんと支えられた気がしました。

暖かいコメントをくださった、みなさんありがとうございます。
つないでくれたソーシャルメディアと、弱者体験をさせてくれたインフルエンザにも感謝。