webサイトで差別化って。。。
商品の実物やカタログと違い、webサイトは簡単に見ることができます。お店まで行く必要がないですから。
簡単に見えるということは、他社比較も簡単にできることになります。
そのため、企業のwebサイトをつくっていると、競合他社とのデザイン上の違いについて、強く考えさせられる機会があります。
ですが、これが難しい。
webサイトにはUIが必要です。UIは使いやすさを考慮しなければならないため、伝えるための表現に制限がでます。そのため、他社との違いをつけるための表現の幅が限られてしまうのです。伝えるためだけのものではなく、同時に使うものなので。
次に、webサイトは印刷ほどの高解像度な画像が必要ありません。そのため、webではそれなりに美しくみえる程度の品質の写真を無料や低価格で提供することが可能なため、かなりの数の写真が出回っています。
高解像度の写真は、少しのズレやトビ、モアレが目立つため、素人写真では使い物になりません。ですが、webだと荒い表現しかできないので、素人写真でも違いが出にくくなります。そのため写真で差別化(品質的優位や独自性)を行うのは難しいです。
イラストレーションも同様です。
グラフィック処理も(タイポグラフィなど、illutoratorやphotoshopで出来ること)各種デザインツールがみじかになったことから、差別化(品質的優位や独自性)にはなりません。
動画も同様です。
webサイトは一部をのぞいてSEO対策(検索エンジン最適化)を無視することはできません。ですがSEO対策をすることで、類似点は増えます。
純広告は、出稿できる企業数に限りがあるため、トンマナを守り続けることで、ポジションを確保することが出来ます。ですがwebはほぼ無限に制作できますので、何処かに似たようなサイトがあることは覚悟しなければなりません。
つまり、webは広告的というより広報的なものなのですが、、、
この辺の理解を得ることが、難しいんですよね、、ホント。。。